アンティーク図鑑

2019.01.15
アンティーク家具のシェラックニスとワックスお手入れについて詳しく解説!

     シェラックニスとワックス

家具の仕上げを皆様は、おいくつ思いつきますか?

今回は、そんな仕上げについて、お客様よりお問い合わせをいただいた中に、僕の中では当たり前と思っていたことが、そんな事はないと思い知ったことから、もしかしたら、まだまだ知らない方が多いのでは…

と思い、少しでもアンティーク家具のことを知って欲しい気持ちからお伝えさせて頂きます。

 

アンティーク家具の多くは、フレンチポリッシュといったシェラックニスによる仕上げと、オイルフィニッシュと言われる乾性油の仕上げ、ワックスフィニッシュと言われる蝋で仕上げられたものに分けられると思います。

中でも、フレンチポリッシュといった仕上げは、クラシカルなスタイルなどで多く目にすることができます。

(IS FURNITUREで取り扱いのあるものもこのフレンチポリッシュが多くあります。)

 

そして、多くのフレンチポリッシュで仕上げた家具は、ワックスやオイルでお手入れをします。

アンティークショップの「ワックスで仕上げた後にお届けしますね!」

といった内容です。

 

今回お客様からお問い合わせのあったものも、

 

「??ワックスで最後に仕上げる」

「仕上げはワックス仕上げ?」

「家具の仕上げって何?」

 

といった内容…

現在、情報が溢れかえっている中で、当然と言える違いが何かがわからない現状…

 

アンティークショップで勤めると、初めは家具の知識などよりもまずは、家具に触れることで、ワックスがけを覚えます。

あまりにアンティークショップにとってはみじかな存在のワックスは、普通の生活では、そうそう触れることのないことに気がつきにくくなります。

今回の問い合わせがなかったら、たぶん僕も気づくことがなかったと思います…

 


アンティークのシェラックニスとワックスの違い


さて、ここからは、素材による仕上げの違いがどのようなものなのかを図を介して説明をさせていただきます。

 

まず、多くのフレンチポリッシュで仕上がったアンティーク家具のお届け前の状態としては、このような状態です。

シェラックニスとワックスの違い

拡大すると

シェラックニスとワックスの違い

 

多くのフレンチポリッシュを施された家具は、まずは、木材の導管とされる部分や表面にステインである着色剤の顔料が絡み入り込み色がつけます。

シェラックニスとワックスの違い

木材に木目を生かしたままで着色をする、オイルステインなどの場合は、溶剤ないしは、散布剤により液体状で散布されやすい内容となっており、溶剤ないしは、散布剤が気化した状態が顔料が素材に絡んだ状態となります。

この状態では、摩擦などのスレなどでも色抜けが生じます。
 
全ての塗装や仕上げといった工程は、木としての素材を強固にしたり保護するといった考えから行われてきたことが根底にはあり、元々はこの着色といった工程も木に顔料を含めさせることで、強くするといった考えから、後々に表現方法へと移ったものです。
 
※日本人の短に感じるのは、藍染や泥染めといった着物の染物がそうであったことがわかりやすいかも知れません。ただ、この染めは、染料といってさらに微細なものになるんですが…
 
 
シェラックニスとワックスの違い
 
着色剤の上に乗せるシェラックニスの図が上記となります。
 
塗布時は、シェラックニスの場合、溶剤であるアルコールで、液体状のニスは動く状態です。
これが、溶剤であるアルコールが気化すると、硬化していきます。
そして完全硬化といった状態は…
 
シェラックニスとワックスの違い
 
イメージとしては、シェラックニスの粒子同士が結ばれているような状態です。
これが、紫外線によるダメージ、乾燥や湿気による木材の伸縮・膨張により、悪状況ではシェラックニスの割れに繋がります。
 
このシェラックニスは、導管へ入り硬い素材となる意と、表面に硬化した膜を形成することを目的とされており、打ち傷などからのダメージの軽減および、表面的なこととはなりますが、微粒子なホコリや必要以上の湿気を取り入れずに表面の木材の状態を保ちます。
 
※木の家具は呼吸をすると言われますが、寒暖により空気の伸縮・膨張が導管の中でおこるのを想像するとその空気が出たり入ったりするのが想像できると思います。その事で、微粒子のホコリや湿気取り入れようとします。(素材にもよりますが…)
 
 
そして最後に、冒頭に紹介をしたワックスをかけた状態です。
 
シェラックニスとワックスの違い
 
このワックスは、固形化はされますが、流動的なものです。
完全硬化のように、硬い幕を張って、固定化されるものではないです。
 
なぜワックスをするのかというと、これは保護剤となります。
シェラックニスにダメージが加わると、シェラックニスの効果が薄れてしまうため、シェラックニスを保護するために、幕は張るものの、流動的な存在のため、ワックスは定期的に施す必要があります。
 
 
お問い合わせがあったお客様からは、
「ワックスをかけた後にシェラックニスをかける仕上げもあるの?」
 
この質問に、僕は、驚きを隠せませんでした。
正直アンティークショップの人間だと、ワックスの後にシェラックニスをしないという事をなんの知識もないうちから覚えます。
 
たぶん、アンティークショップでこの順序が何を意味しているのかわからないビギナー定員がいるほど…
 
 
それでは、ワックスをかけた後にニスをかけることについては、上記の説明を思い出しつつどのようなことになるのかご説明します。
 
シェラックニスとワックスの違い
 
木材の導管および表面には流動的なワックスで埋められており、シェラックニスが絡む余地がない状態、ニスが硬化してしまった場合、ワックスが動いただけで、ニスが簡単に剥がれてしまいます。
 
シェラックニスとワックスの性質自体が違いますが、どちらも仕上げとして使用されるため、この記事で、ご理解をいただけると幸いです。
 

仕上げの種類


 
上記で説明をさせていた大体内容を踏まえて、オイルフィニッシュやワックスフィニッシュといったものは、このニスを使用せずに、流動的ではありつつも木の強化と保護を行うものを言います。
 
いろいろな考え方があるので一概には言えないのですが、個人的には、より木には染み込みやすいですが、ニスほどの強度はない状態です。
 
どちらが良いかと言われると、1番の違いは表情や質感、変化が異なる事なので、好みで別れるといったところかなと思います。
 
 
最後に、番外編として、超かんな仕上げというものがあります。
 
樹種にもよりますが、これは日本の職人技で、導管のみを生かしてそれ以外の木肌を滑らかに切除することで、導管の機能のみ最大限に活かしつつ、それ以外の部分には微粒子や湿気などの影響を受けにくい状態にする方法です。
 
神社の無塗装の鳥居などを、触る機会があれば触れて頂くとツルツルとしているのがわかると思います。
 
※上記の仕上げは、末長く使う事を考え施される仕上げです。
 木は変化をするものの為、その変化と共に楽しむ家具に施されます。
 

最後に


 
今回、ご連絡をして頂き、お聞き頂けた事は、僕にとってはとても嬉しい出来事でした。
 
アンティークショプで長いこと勤め、アンティーク家具といったものを知っていくにつれ、これから購入しようとされている方々の疑問に気づきにくくなっている事を強く悟らさせて頂きました。
 
この記事を見て頂き、何か疑問に思われていることなどあれば、お気軽にアンティーク家具のことをお聞きしていただければと思います。
 
わかる範疇となってしまい、大変恐縮なのですが、できる限りのお返事をしていきたいと思っています。
 
満足いただけるアンティーク家具を是非、お求めください。
 
※他社様のアンティーク家具などへの質問へもお答えしていますので、お気軽にお申し出ください!
 
 

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